株式会社東京山側DMC / 会場3D制作

会場を、歩くように見る。

段階 03c — 壁と巾木の重なりを解消

化石研究者体験の会場模型。入口から演台、右側の展示へ。20秒の映像と、同じ視点でそろえた4段階の画像を確認できます。

この写真だけで、作りました

3Dの材料にしたのは、会場で撮った当日の写真です。図面も採寸もありません。 そのうち5枚を、そのまま並べます。部屋の全景ではなく、机のはしや展示の一角ばかりです。

壁ぎわの長机に立てたパネルと、床に置かれた青いコンテナ
1/壁ぎわの展示机。床と机脚、壁の高さがここから取れます
展示パネルと資料を並べた長机を斜めから見たところ
2/同じ列を斜めから。机の並びと間隔の手がかり
標本を並べた長机と観葉植物、奥に暗い色の家具
3/奥の一角。観葉植物と暗い家具の位置だけが写っています
発掘体験用のトレーに敷いた砂利と石、刷毛
4/発掘体験のトレー。部屋の情報はほぼ写っていません
「地球の記憶をたどる」と書かれた木の看板
5/机の上の看板。これも部屋そのものは写っていません
この5枚をふくむ会場写真から、こうなりました
写真から起こした会場の3D。長机と椅子、スクリーン、ピアノ、右側の展示までが立体で再現されている

アストラ(ChatGPTのCodex)に渡したのは、会場の写真と「この会場を3Dで作って」という頼みごとだけです。 寸法の指定も、家具の型番も、設計図も渡していません。写真に写っていない奥行きは、写っているものの大きさから逆算させています。

入口側から、会場を見渡す

画像を開く
入口側の斜めから演台とスクリーンへ向けた会場全景。白い机と椅子、窓のブラインド、右側の展示が見える

段階3の代表画像。光の反射を計算するCyclesで描画。1920×1080・512サンプル・f/2.8。レンズの歪み、周辺の暗さ、光のにじみは控えめに加えています。

20秒のウォークスルー・改善版

動画を保存

0〜12秒:入口から中央通路へ / 12〜17秒:演台の横から右へ視線を移す / 17〜20秒:右側の展示机へ。目線の高さ1.55m、24fps(1秒24枚)、無音。高速描画のEEVEEを使用するため、静止画とは反射や陰影が異なります。

自分で動かす3D

4.4MB・その場で読み込み

指でドラッグ(マウスは左ボタン)で見回し、二本指またはホイールで寄り引き。カメラは部屋の中に入っていて、外へは出ないようにしてあります。段階2(本物の家具を入れた版)の3Dデータを、画像に描き出さずそのまま動かしています。元データ38.4MBを、見た目を保ったまま4.4MBに縮めて載せたもの。動画とちがい光の計算はその場で行うため、影と反射は簡略です。

巾木を室内側へ6mm移動し、壁と面が重なる状態を解消しました。右壁の斜材・机の縁・積み重ね椅子も位置を微調整。描画設定は段階3bを維持しています。1280×720・20秒・24fps。カメラの経路、ピント、照明の強さ、材質の色、画像効果は段階3を引き継いでいます。

改善前の動画(v1)を開く / 改善前の動画(v2)を開く / v2・v3の同じ3コマと境目の拡大比較を見る / v1・v2の比較を見る

静止カメラによるちらつきの測定値
測定連続コマの平均明度差明度差20以上の画素
改善前(1920×1080)0.90750.7453%
改善版(1280×720)0.0000120.0000%
3c: 同一平面の解消(1280×720・画面全体)0.0000140.000000%
3c: 境目の帯(y=501〜529)0.0000000.000000%

100コマ目の位置・ピントに固定した5コマを、縮小せず8bit明度で計測。目標は平均差1.0未満・差20以上の画素0.5%未満。移動中の輪郭のちらつきは静止テストだけでは判定できないため、前後の動画も比較してください。

3c:同じ静止カメラでの前後測定

状態領域平均明度差明度差20以上の画素
直す前画面全体0.0000050.000000%
直す前境目の帯0.0000000.000000%
直した後画面全体0.0000140.000000%
直した後境目の帯0.0000000.000000%

100コマ目の位置から、一時カメラだけを上へ約4.2度向け、巾木を画面下1/3に配置。修正前後とも同じカメラ・ピント・設定の5コマを使用し、連続4組をPILで計測しました。本番のカメラ経路は変えていません。修正前も帯の強い差は0%で、静止試験では移動時の症状を再現していません。数値だけで改善効果を断定せず、面の位置の検査と動画の比較を併用しています。

v2とv3の100・240・400コマと壁床境目の拡大比較

同じ視点で、4段階を比べる

00 / LAYOUT形と配置

写真を基に部屋と6島の配置を推定。
机・椅子・演台・展示を簡単な形で作成。
同じ4視点で全体の配置を確認。

01 / LIGHT光と質感

Cyclesと天井LED・窓の昼光を設定。
床・布・木・金属の質感と角の丸みを追加。
演台にピントを合わせた画像を作成。

02 / FURNITURE家具の形

穴あきの背板、折畳み脚、88鍵を立体化。
8種の素材モデルと発掘・展示の細部を配置。
配置と光を保って比較画像と寄り画像を作成。

03 / DETAIL細部とカメラ

窓の羽、ケーブル、シートの垂れとしわを追加。
椅子の角度、床の擦れ、掲示物を調整。
代表画像と20秒の移動映像を作成。

参加者目線のピント表現を見る — 演台にピント・f/2.8参加者目線、演台にピントを合わせた段階3の画像

同じ17mm広角のため、ぼけは控えめです。上の4視点の比較画像には、ぼけを掛けていません。

段階2の家具を近くで見る — 島A・f/2.8島Aの天板、砂と化石を入れた発掘トレイ、湾曲した穴あき椅子の寄り画像

段階2の追加視点。折畳み机の角、丸穴のある背板、紙皿や絵筆、砂と石膏の表面を確認できます。

制作・描画時間

段階作業時間完成静止画の描画時間動画の描画時間
段階0未計測(記録なし)未計測(記録なし)
段階1未計測(記録なし)363.8秒(5枚)
段階2未計測(記録なし)437.6秒(6枚)
段階3156.5分(開始〜数値検証)1718.1秒(6枚)86.3分(480枚)
段階3b試験・検証はRESULT参照比較用静止画は段階3を継承119.0分(480枚・1280×720)
段階3c前後の測定はRESULT参照面の位置だけを修正131.6分(480枚・1280×720)

各段階のRESULTと描画ログに基づく実測値。段階0〜2の作業時間と段階0の描画秒数は記録がないため、推定値を入れていません。静止画の時間は完成画像のみの合計で、試し描き・再描画を含みません。段階3の作業時間には描画待ちと検証を含みます。

写真を基にした模型で、実測図面とは未照合です。植物と後方の箱は段階2の代替モデルを継承。窓外の景色と読めない掲示内容は、特定の場所や文章を再現していません。