株式会社 東京山側DMC / AIで作ったもの

高尾599ミュージアム 3Dマップ

東京都八王子市・高尾山口駅から徒歩4分の施設を、現地に行かず、図面も使わずに立体にしました。屋根を外して館内の配置を見られます。

人が出した指示 一言だけ こちらが渡した写真 0枚 AIが集めた材料 19枚 3Dの部品 2,760個 かかった費用 0円 最終更新 2026-09-11

🏛 建築の方へ:寸法をどう出したか(計算の中身)はこちら →

この写真だけで、作りました材料も、AIが自分で探してきたものです

「599について調べて、3Dマップを作って」

人がAI(アストラ=ChatGPTのCodex)に伝えたのは、この一言だけです。写真も見取り図も、こちらからは1枚も渡していません。下に並ぶ19枚は、AIが自分でネットから探してきた材料です。

国土地理院の航空写真。建物と広場を真上から写したもの
1 航空写真(真上)敷地の形と、広場・池・駐車場の位置
同じ航空写真に建物の外形線を赤で重ねた図
2 外形を重ねた図建物は約42m×32m、長手は南南東向き
公式サイトの館内見取り図。1階と2階を斜めから描いたもの
3 公式の館内見取り図カフェ・ショップ・キッズスペースの位置はここから
南側から見た建物の全景。背後に高尾山の緑
4 南からの全景大屋根の勾配と、軒の高さ
芝生広場ごしに見た建物の全景
5 芝生広場ごし広場の広さと、園路の回り方
北東から見た建物。全面ガラスの正面と池
6 北東からガラス面が42m続くこと、方立の間隔
東側から見た建物と池のふち
7 東から濃茶の下見板張りと、2階の縦格子
子どもが遊ぶ浅い池。玉石張りの底
8 じゃぶじゃぶ池池の長さ・水深・石畳の段差
芝生に置かれた白い「599」の文字型ベンチ
9 599ベンチ文字1つの大きさと、寝かせた角度
展示室を西側の高い位置から見たところ。白い展示台が並ぶ
10 展示室を西から展示台16台の並び。奥の緑がキッズスペース
展示室を東側から見たところ。白い鉄骨の屋根組み
11 展示室を東から白い鉄骨トラスと、棟の高さ9m
展示室の全景をやや低い位置から見たところ
12 展示室の全景床タイルの目地0.9mを物差しに寸法を割り出し
上面が光る白い展示ケースの寄り
13 展示ケースの寄り台の高さ0.85m、上面が乳白に光る
展示室の中に立つガラス張りのエレベーター
14 ガラスのエレベーター1階から2階まで筒が貫通している
白い壁に剥製が点在するネイチャーウォールと、並んだ椅子
15 ネイチャーウォール長さ24m・高さ3.6m。椅子は5列
ネイチャーウォールを斜めから見たところ
16 同じ壁を斜めから剥製の大きさと散らばり方
打ち放しコンクリートの柱に描かれた「599 CAFE」のサイン
17 カフェのサイン柱は0.9m角の打ち放し。型枠の跡まで
ミュージアムショップの通路と商品棚
18 ミュージアムショップ棚の高さと、天井の低い層
2階の市民ギャラリー。木の床に机と椅子が並ぶ
19 2階 市民ギャラリー木の床、机10卓。面積は約180㎡
この19枚から、こうなりました

下の絵は動きます。ドラッグで回転、ホイールで拡大縮小。屋根も天井も外せます。

3Dモデルを読み込んでいます…(約2MB)
ドラッグで回転 · ホイールで拡大縮小 · 右ドラッグで移動

人がやったのは、この一言を出したことと、できあがりを見て「ここが実物と違う」と伝えたことだけです。 探す・読む・寸法を決める・立体に組む・絵に描き出す — ここは全部AI側(アストラ=ChatGPTのCodex/Claude)でやっています。 現地には行っていません。図面も、採寸も、有料の素材も使っていません。追加費用は0円です。

写真の出典=高尾599ミュージアム公式サイト/東畑建築事務所(設計者)/JDN/国土地理院 航空写真(seamlessphoto)/OpenStreetMap(建物外形)。 写真の権利はいずれも各社にあります。ここでは「何を材料にしたか」を説明するために縮小して引用しています。3Dの質感に使った素材はPoly Haven(CC0)。

2026-09-11 に直したところ実際に高尾599へ行った人から「館内の配置が実物と違う」と指摘をもらい、公式の見取り図と突き合わせて直しました

直した中身の根拠は実際に現地へ行った人の指摘です。あわせて公式の館内見取り図とも突き合わせました。公式図では「2階の市民ギャラリー・総合案内・ミュージアムショップ・エレベーター・階段」が建物の片方の端、「情報ガイド・キッズスペース・トイレ」が反対の端、という組み合わせで描かれています。最初に作った3Dはこの組み合わせが左右あべこべだったため、今回まとめて入れ替えました。動かした部品は506個です。

3Dの寸法は写真からの推定で実測図面ではありません。高尾599ミュージアムは八王子市の施設で、当社が設計・施工したものではありません。

寸法の根拠実測図面は公開されていません。確かな数字と推定を分けて記録しています

項目どこから確かさ
建築面積1,260.45㎡八王子市などの公表値公表値
延床面積1,441.67㎡同上/東畑建築事務所の実績ページ公表値
構造・階数鉄筋コンクリート造+一部鉄骨造・地上2階同上公表値
設計・開館東畑建築事務所/2015年8月11日同上公表値
建物の外形約42.4m × 32.2m(モデルは42.0×30.0)OpenStreetMapの外形を国土地理院の航空写真(1画素0.485m)に重ねて計測推定 ±2m
建物の向き長手が方位168度(南南東)同上推定
2階の面積約180㎡延床−建築面積の引き算推定
棟の高さ/軒の高さ9.0m/5.4m展示室の写真で、人の背丈と床タイルの目地を物差しにして割り出し推定
柱の寸法・間隔0.9m角・6.0mピッチ同上(写真で柱を数えた)推定
館内の配置カフェ・売り場・ショップ・キッズスペースほか公式の館内見取り図をメートルに換算推定(引き出し線の読み取り ±1.5m)
この3Dマップの読み方
公表値の4つ(面積・構造・設計・開館)以外はすべて写真と公開図からの推定です。外形は±2m、高さと館内の配置はそれ以上の幅で外れている可能性があります。実測図面ではありません。設計・工事・法的な資料には使えません。
「どこに何があるか」「どのくらいの広さか」を人に伝える用途に向いています。

建築の方へ|寸法をどう出したか現地に行かず、図面も採寸もなし。公開写真19枚・航空写真・公表値4つだけで、どこをどう計算したか全部出します

1. 外形と向き — 航空写真の「1画素が何メートルか」から出す

国土地理院の空中写真(seamlessphoto)のズーム18を使いました。この段の地上分解能は、Webメルカトルの式で決まります。

分解能 = 156543.034 × cos(緯度) ÷ 2^ズーム段 = 156543.034 × cos(35.625°) ÷ 262144 = 0.4854 m / 画素

この写真にOpenStreetMapの建物外形(way 641458433)を重ねて頂点を拾い、約42.4m × 32.2m/長手の方位角168度(南南東)と出しました。読み取りの誤差は輪郭±2画素=±1m、外形全体では±2mとみています。モデルはここから 42.0m × 30.0m を採用しました。

枠の面積 42.0 × 30.0 = 1,260.0 ㎡ 公表の建築面積 1,260.45 ㎡ → 差 0.45㎡(0.04%) 実際の1階床(南西の設備ヤードを欠き込んだ形) 1,221.0 ㎡

公表値を先に見て枠を合わせたのではありません。航空写真から先に外形を出し、あとで公表値と突き合わせて0.04%差だったという順です。ここが合ったので、以降の高さの推定も同じ物差しで進められると判断しました。

2. 高さ — 床タイルの目地を物差しにする

室内写真に写る床タイルの目地が0.9m角であることを起点に、柱・建具・人の見かけの大きさから逆算しました。

9.0 m棟の高さ
5.4 m軒の高さ
+4.0 m2階の床レベル
3.6 mガラス面の高さ
0.9 m角 / 6.0 mピッチコンクリート角柱・12本
1.8 m軒の出
大屋根の勾配 棟(z=9.00) → 軒(z=6.35):水平10.1mで2.65m下がる = atan(2.65 ÷ 10.1) = 14.7度(約 2.6寸) 下屋の勾配 水平7.8mで0.90m下がる = atan(0.90 ÷ 7.8) = 6.6度(約 1.2寸)

柱の検算:写真で片側6本を数え、6.0mピッチ × 5スパン = 30m。長手42mの中に、両端の余りを含めて無理なく収まります。

3. 2階の面積 — 引き算で出す

延床 1,441.67 ㎡ − 建築 1,260.45 ㎡ = 181.22 ㎡ ← これが2階の床 モデルのL字 7.0 × 22.0 + 6.5 × 4.0 = 180.0 ㎡ → 差 1.22㎡(0.7%

4. 館内の配置 — 斜めに描かれた見取り図を、実寸に戻す(2026-09-11 追加)

公式サイトの館内図は、横が建物の長手・斜めが短手の斜投影で描かれています。画素を走査して1階の板の四隅を出し、次の2つの係数を求めて実寸(メートル)へ戻しました。

短手:上辺 y=96画素 ⇔ −15m / 下辺 y=338画素 ⇔ +15m (338 − 96) ÷ 30 = 8.067 画素/m 長手:左辺 x=397画素 ⇔ −21m / 右辺 x=795画素 ⇔ +21m (795 − 397) ÷ 42 = 9.476 画素/m 斜め:左右の辺の傾き dx/dy = −0.564(左右で平行=平行投影だと確認できる) Y = (画面y − 217) ÷ 8.067 X = (画面x + 4.55 × Y − 527.7) ÷ 9.476 ※ 4.55 = 0.564 × 8.067(斜めのぶんを戻す係数)

この式に、見取り図の引き出し線が指している点の座標を入れた結果が下の表です。原点は建物の中心、+Xは南東(長手)、+Yは北東(ガラス面=芝生広場側)。

場所X(長手・m)Y(短手・m)読み方
599 SHOP−12.6+6.1出入口のすぐ内側
599 CAFE+0.6+12.4建物の真ん中・ガラス面ぞい
NATURE COLLECTION+5.6+1.9大空間の中央
NATURE WALL+4.9−8.6山側の背面壁
599 GUIDE+15.6−2.0東の奥・背面寄り
PLAY MOUNTAIN+17.7+5.7東の端・広場側
総合案内−17.6+3.7西の端
エレベーター(1F)−7.3+3.5大空間の西寄り

照合:この換算結果は、公開されている紹介記事の「入り口を入るとすぐミュージアムショップ」「1階の奥の壁面に599 GUIDE」「1階の奥にキッズスペース」という記述と一致しました。さらに館内写真(西から東を見たカット)で、奥にキッズスペースの緑・その左手前に599 GUIDEの壁が写っていることとも一致します。別々の3つの情報源が同じ配置を指したので、この読み取りを採用しました。

5. 誤差の扱い — 何が確かで、何が推定か

区分中身確かさ
公表値(そのまま使用)建築面積・延床面積・構造/階数・設計者/開館日確定
航空写真から計測外形寸法・方位角±2m
公表値の引き算2階の床面積±2㎡
写真から逆算棟高・軒高・階高・柱寸法・屋根勾配推定(検算はしたが未実測)
見取り図から換算館内の各ゾーンの位置±1.5m
実測図面ではありません。設計・工事・法的な資料には使えません。「どこに何があるか」「どのくらいの広さか」を人に伝える用途に向いています。
高尾599ミュージアムは東京都八王子市の施設で、株式会社東京山側DMCの設計・施工ではありません。

6. 道具と、できたもの

2,760個オブジェクト数
270,366枚三角形(ポリゴン)
2.0 MBブラウザで動く3Dデータ(glTF/GLB)
0円追加費用

Blender 5.2.1(無料)でモデリングと描画、Three.js(無料)でブラウザ表示、質感はPoly HavenのCC0素材7種、配信はCloudflare Pagesの無料枠。描画は段階1(EEVEE・下の絵の元)7枚と、段階2(Cycles・Metal GPU・256サンプル)9枚。段階2は9枚で計約14分でした。